• 関西日米交流フォーラムでは、職種・専門領域・大学の壁を取り外し、自由な意見交換をする場を提供しています。年4回(1月・4月・7月・10月)例会を開催しています。

2020年度フォーラム講演記録

第142回 

10月23日(金)

話題提供者 東元春夫 (ひがしもと・はるお)

1984年 米国ユタ州Brigham Young大学Ph.D.(社会学)4年前まで京都女子大学現代社会学部教授。アメリカとの接点は日系アメリカ人の社会的同化の研究とアメリカンフットボール(関西学生リーグ公式審判員)

テーマ:TVコマーシャルから見た現代アメリカ社会

要旨:「広告は時代を映す鏡」と言われる。ここでは今年2月に行われたスーパーボウル(プロフットボール全米決勝)のTVコマーシャルの分析からアメリカの現代社会の考察を試みる。今年全米の家庭の67%が視聴したこのゲームは全米最大のTVイベントとも言え、CMの制作費とは別に30秒間の放映枠の購入費が860万ドルだったと報じられている。

第141回

1.日時:1月24日(金)19:00-20:30

2.場所:大阪市中央公会堂 第2会議室

3.話題提供者 

山下 仁 (やました・ひとし)さん

1987年 明治鍼灸大学鍼灸学部鍼灸学科卒、鍼灸師愛媛県立中央病院東洋医学研究所技師、筑波技術短期大学助手を経て英国エクセター大学補完医学研究室客員研究員、2002年東京大学保健学博士。現在、森ノ宮医療大学鍼灸情報センター センター長・教授

テーマ:機能性表示食品の制度と科学的根拠の信頼性

要旨:2015年から始まった機能性表示食品の制度は、食品の健康に対する機能を企業の責任で商品に表示することを可能にしました。規制緩和によって経済成長を目指す政策の一環という側面があると思われますが、国民の健康と財産を守るという観点からは、利点だけでなく問題点も指摘されています。消費者庁のサイトに公開されている「エビデンス」の批判的吟味をした結果について紹介し、意見交換をさせていただく予定です。